☆立ち止まる勇気はお持ち?
いやだ
[歩けなくなりそうだ]
☆誇れるよ
わりとぼくは元気です
[まだ 進めます]
☆ 誰よりも高く!
ライト兄弟
[これだけで世界を手にいれた気がした]
☆日本昔話
飯をくれ
[雉もなかずばうたれまいに]
☆これだけでも進めたろ
さぁ いこうか
[これでじゅうぶん]
☆大音量ならして
声が聞こえないと君は言う
[すきなものだけ聞いてる癖に]
☆かえってこない君へ
たんぽぽ
[自由と云う別れをする]
☆歯ブラシ
きれいになった?
[汚れはとれた?]
☆其れが全てで十分だった
小さい頃はきっとこんな世界で
[これが地球です]
君が回す地球。[あの重さも錆の匂いも蜘蛛の巣も。覚えてる] |
☆見上げずとも
空
[影]
見上げることはなく。[足許に感じる] |
☆覆う
地面
[神様が遊んだ色彩]
神様、遊んだな。[笑っちゃうくらい!] |
☆うまく堕ちれればいい
柔らかな場所に着地する
[砂であるとは限らない]
覚悟はあるか?[歯を食いしばれ] |
☆飛蝗の視線
飛べ!!
[あの湿った地面に]
海に飛び込んだ猿が人間になったらしい。[じゃぁ、地に降りた鳥は?] |
☆枯れた春
人殺しの夏
[春を喰らって夏になる]
気づいたら、傍らに居ない。[失ったことすら知ることは無いんだよ] |
☆波じゃないよ
今日の風
[あたたかい位 吹いてるよ]
自分以外の存在で気づく。[誰かにとって、自分もそうなんだろうか?] |
☆根付いて芽吹
大地の血色
[人が作れぬスミレ色]
人も自然も作れぬというのに。[なら僕らは、何処で「青」を知ったの?] |
☆天道虫は太陽を目指す
逃げ場を探す
[迷ってしまう]
上りつめた其のてっぺんから、飛びたつ勇気はありますか?[其の震えは武者震いだろ] |
☆花は咲く為に
枯れるなら 咲かせない
[掌が乾く]
失う重さ。[骸の軽さに寒気がするのに] |
☆あぜみち
靴が汚れてしまうよ
[かまわないんだよ]
足を汚さないためにあるんだ。[汚れるほど歩いたことを確認するんだ] |
☆くだらないことだよ
なんて書かれてた?
[引き倒して踏みにじって]
もう土に汚れてしまったよ。[かなしいね] |
☆何時の間にか
小さくなったトンネルに
[あの向こうの夢の国にはだからいけない]
何故、戦うべき場所に戻らない。[あの物語は嫌いだ] |
☆和
何時か此処が似合えばいい
[そんな人間を尊敬する]
日本の色は、世界の色に独立してるらしい。[区分できない感覚と云う世界] |
☆俺の愛車はチャリンコさー
休息
[つまり走り出す事前提ってこと!]
待っているものがあるから、今に意味が出来るんだ。[望んでも。望まなくても] |
☆メロスの道
続くんじゃなくて
[続けなければ]
君の為に走ったわけじゃない。[今止まると、苦しいから] |
☆親切×深雪
お持ちしましょうか?
[返事を待つ]
どちらも降り積もるもの。[冷たくて白くて触れない] |
☆香る
屍
[切り口]
むせかえる。[湿った断面] |
☆靴紐を結べ
目指す場所
[だから歩かなければ]
どれだけ近づけた?[望遠鏡越しの距離感] |
☆其れでも誇れる
実った夢
[ゴツくて硬くて面白くもない]
色鮮やかでもない。[握り締めろ] |
☆何からするべきか
耕せ
[途方に暮れる]
最初はそんなもんだ。[泥みたいに疲れるだけで] |
☆おにさんこちらてのなるほうへ
かくれんぼ
[探す勇気に拳を握れ]
彷徨う間の孤独。[待つ間は息苦しい] |
☆僕ら 色が無いと駄目だね
無彩色という 暴力
[殺されるかと 思った]
人は死を黒で悼むのに[南国の砂浜は珊瑚の死骸で] |
☆綺麗って言葉が好きなのに
君が作ったものだよ
[何故 水に捨てるんだ]
抱える矛盾から目を逸らせ[目蓋の裏でおいつかれた] |
☆人だって同じさ
波
[世界すら歪むんだ]
其れを恥じてはいけないよ。[弱いわけじゃなくって] |
☆きっと全てが四葉で
君に茂る緑
[掘り返しは、だからしないよ]
死は悲しいだけのものだね。[其処に咲く幸せ] |
☆君は春だという
満ち足りた?
[春になったよ]
潤して放り投げて何時か忘れて[満たした其れの味を覚えていない] |
☆行ってはいけないよ
あの下で
[あの下へ]
埋めたのは死体じゃなくって。[掘り出せない恋心] |
☆誰のため
枝を切られて
[生かすため]
わたしのためと君は言う。[うそだよ。飛べない君のため] |
> ☆人間不信と云う世界の狭さ
泣きたい訳じゃないよ
[笑わないだけだよ]
笑う努力はしてみたかい?[君が嫌いな世界はどの世界だろう] |
何時か大地に孵って
死の痕
[君の跡に寝転んで空を見て]
けど抱きしめ返してはくれないね。[片思いからまたはじめよう] |
☆君は愛なんて異国の言葉を口にする
忘れたんじゃないよ
[置き去りにしたんだ]
引き返す理由の正当性を求めて。[言い訳しなきゃ背を向ける勇気もない] |
☆無数の腕
手を伸ばす
[届きゃぁしない]
それに安堵する。[確かめるための行為] |
☆君が殺した神様は
あの向こうに
[鼓動が呟く]
小さい頃はカミサマが居て。[じゃぁ、今は?] |
☆むせ返るような
獣道
[踏みしめる勇気は無い]
もののけ姫よりラピュタが好きだ。[でもナウシカも宅急便も好き] |
☆塗り固めたのに
それも命だと 認めてやれ!!!
[何故 微笑んでしまうんだろ]
そんな人間の矛盾が好きで好きでたまらない。[知覚と理解は魂への距離が違うらしい] |
☆焦げる匂いがした
朝が 焼く
[死の蒸発]
瞬きのたびに死ぬ世界をカメラが映す。 人の目にも映らなかった世界をカメラが映す。 なおい氏の写真にお会いしてあの衝撃は、物凄い例えにくい。 なんだろう。ただ、ヘレンケラーの気持ちが分かった気がした。 水と云うものを理解した瞬間。文字と云うものを理解した瞬間。 理解じゃなく、知覚なんだろうか。もっと、魂とかに近い言葉を知らないからもどかしい。 たまらないなーぁ…。 そういえば、夏はライブとかいってみようと思います。 あわわ!どうしよう!どうもしないだろうですが! 其れでも、本人が生きている(失礼)のを現実的に感じることが!どうしよう!ですよ! まぁ。あたしったら。おとめだわ。 |
☆玩具箱
ふかくしまった おもちゃばこ
[もう中身が見え無い]
何時から開くことを忘れたんだろう。[あんなに飽きずに眺めてたのに] |
☆足跡の数も忘れた
何度朝を迎えても まだ 旅の途中
[だから 何度でも歩き出す]
正直うざく。 格好悪く。 醜く。どうしようも無く。辛く。 後悔ばかりで、苦しさしか残らず。 疲れてどうしようもなく。笑う事すらせず。 飽和の内に、また動きだす時間がきて。 早く夜になれと祈るばかり。 無理して生きてる。 無理が自然体。 其のうち休めると、どっか舐めてみてるんだ。 |
☆a m e n
これが 君の 聖水
[飲み干せ!!]
僕らは聖水じゃないよ。 どんなにしたってミックスジュース。 純水なんかでいられないよ。 暖かさにも、冷たさを持って。 喜びの中に、皮肉を雑じえて。 寂しさの中に、安堵をもった。 100lなんて無理言うなよ。 どうしたって僕らはミックスジュース。 頑張ったって原汁5l。 虹のように色を分けるな。 僕らはどうやったってミックジュース。 朝焼け混色。夕焼けの彩色。 ヒトツなんかで、終われない。 |
☆汗でうまく握れない
夢の前なんざぁ 無様なモンだよ
[だから 作り上げてみせてよ]
完成された他人の夢に、夢見んなよ。 どれだけの努力があったと思うんだよ。 知らずに、口開けてみてんなよ。 始まりは皆、粗末で。 |
☆甘え
囚われたのか 諦めたのか
[何時まで そこに いるのですか?
大丈夫とか聞かないでくれ。 大丈夫としか、応えられないから。 大丈夫だと、答えなければならないから。 分ってるんだ。 だから、気づかせないで。 僕は強いよ。 知ってるよ。 これじゃぁ、まだまだいけるよ。 痛くても。辛くても。苦しくても。悲しくても。切なくとも。 まだ、進めるよ。 全然、進めるよ。 気づかせないでよ。 僕の強さを。 甘い汁をすっていたいんだ。 優しさに浸かって居たいんだ。 進めない理由が欲しいんだ。 やめてしまえる、理由が欲しいんだ。 よりかかっていたいんだ。 其れを口にするばかりだ。 まだ、重い足を進ませる。 気づかせないでよ。 僕の強さを。 |
☆「汚ねー…」
君が空に綺麗と笑った頃
[僕は足許を見ていて]
惚れてしまうよ。そんな事を言われたら。 |
☆人生標識
おまえ!ムリゆうなよ!
[脅えて進めと君が言う]
すれ違い注意。 だから、言葉にしなければならない。 すれ違い注意。 僕らは少しばかり、不便な生き物だから。 すれ違い注意。 伝える努力を怠ってはいけない。 すれ違い注意。 そういう不便さがはがゆくて。 すれ違い注意。 なんだか、少し、微笑んでしまう。 |
☆大人の味
題:きっと 醒めた 珈琲味で
何時かは平気な顔で飲み干すんだ
子供に大人を見る目で見られている事に気づき、愕然とした。 結構、衝撃で。びっくりして。立ち尽くした。 子供が思う、自分は大人でありますか。 大人はきっととても正しくて。間違わなくて。そういうイキモノで。 大人って生き物で。 自分とは別のもので。そう、なんとなく思っていた頃があった。 今もやっぱり、「大人」はいて。あの頃の大人とは随分と違うけど、其れは大人で。 己よりは年上で。 だから、年下と云う意味での子供に甘んじることができる。 自分よりは「大人」な彼らも、そうなんだろうか。 其れは親であったり、近所でもいい。 そう云う意味で、理想であった「大人」によりかかる「子供」な自分を保てるのかしら? 何時か、自分より生きてる人が居なくなる、その時までくらいは。 そうやって、「大人」に甘えるんだろうか。 ピーターパンを思い出す。 大人を選んだ彼は、其の時、何を思ったんだろう。 そんな事を、なんとなくバスの中で思った。(暇だから) |